2009年10月04日

『蛮幽鬼』劇団☆新感線/新橋演舞場

堺雅人が、いつも笑顔の凄腕暗殺者を演じる。
この芝居に、これ以上の説明はいらないのでは・・・
そう思えるほど、素敵な外道っぷり!でした堺さん。
タグ:演劇
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2009年09月11日

秋だ!秋刀魚が美味い!

秋刀魚は塩焼きに限る!
という向きもあろうが、たまには違った方法で食べるのもまた良いかと。

0494.jpgご覧の通り、秋刀魚の蒲焼。
三枚におろして半分に切った身に、薄力粉をまぶしてフライパンで焼き、焼き色が付いたらうなぎのタレかすき焼きのタレを入れ、照りを出せばあっという間に完成。
蒲焼丼にしても美味しいんだなぁ。


0493.jpgもっとさっぱり食べたいときは、梅シソ焼きに。
三枚におろして半分に切った身に、梅干をほぐした物を塗りシソを巻いて、薄力粉をまぶし、焼き目が付くまでフライパンで焼けば出来上がり。
写真ではちょっと粉が残って見えるけど、食べてみたら粉っぽくはなかった。脂と馴染むからかな。
大根おろしを添えると、さらにさっぱりする。
タグ:料理
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2009年09月03日

『南極料理人』

南極料理人

舞台は1997年の南極ドームふじ基地。
標高は富士山よりも高い3,810m、昭和基地からの距離1,000km、日本からの距離は14,000km、外気温平均マイナス54℃。
この極寒の地で、8人の南極観測隊員たちが、およそ1年半のあいだ生活を共にするのだ。

主人公、西村(堺雅人)は海上保安庁から派遣された調理担当。
タイチョー(きたろう)は気象庁からのの気象学者。
本さん(生瀬勝久)は極地研究所からの雪氷学者。
兄やん(高良健吾)大学院からの雪氷サポート。
平さん(小浜正寛)は極地研究所からの大気学者。
盆(黒田大輔)は通信社からの通信担当。
主任(古舘寛治)は自動車メーカーからの車両担当。
ドクター(豊原功輔)は北海道の市立病院からの医療担当。

家族の反対を押し切ってやってきている学者たちと、業務命令でやむをえずやってきているメンバーの間には、微妙な温度差が。
しかし、基地での生活を通して、特に西村が腕を振るう食卓を通して、観測隊員は家族のような絆で結ばれてゆく。

これといった大事件は起きないが、南極ならではのエピソードや、日常生活でもありそうなおかしな出来事がぎゅっと詰まった、くすくすっと笑えて、ちょっとせつない物語だ。

***


足りないものがあればすぐに買いに行けて、水が100℃で沸騰する、という当たり前が、南極では通じない。
食料は冷凍、缶詰、乾物が中心で、野菜や果物はほとんど食卓に上ることはない。
標高が高いため気圧が低いので、沸点が85℃と低く、熱湯を沸かすことが出来ない。
その為、ご飯は圧力鍋で炊かないといけないし、麺を茹でても芯が残ってしまう。
「雪はあるけど、水はない」ので、水は自分たちで雪を溶かして作らなければならない。
日本人が日常的に享受している便利さが、いかに貴重なものであるのかを、観測隊員は実感する。
それだけに、西村の心尽くしの料理が、彼らにとって日々の励みになったであろうことは想像に難くない。

大エピソードがないかわりに、小エピソードが山ほど詰まっているので、一回見ただけではすべてを拾いきれない気がする。
単発のエピソードに加え、時間経過を見せて、そこから生まれる笑いもある。

単調な生活にアクセントをつけるため、ドクターが用意してきたNHKの体操番組。
毎朝みんなでそれに合わせて体操するのだが、最初はぎこちない動きだった西村が、月日が過ぎるにつれ、俊敏な動きをするようになる。
とか、
隊員の髭や髪が次第に伸び放題のボサボサになって、服装もだらしなくなってゆく。
とか。
まだまだ一杯あって、挙げたらキリがない。

伊勢エビフライのシーンは、やはりかなり面白かった。
だから言ったでしょう?という表情の西村と、戸惑う隊員たちの仕草が、くだらなくもおかしい。

ひとつひとつのシーンもさることながら、構成の妙が光る。

食事のために南極に来たわけじゃないから、という本さんの言葉に、西村がちょっとムッとするが、巨大な肉を焼いて、「ここ、南極だよね・・・」と言わしめるシーンは痛快。
終盤の朝食のシーンでは、西村=お母さん、本さん=お父さん、以下子供たちみたいな関係性と別れの予感が示されていて、おかしくも少し寂しかった。

料理人としての誇りと、仲間への愛情が詰まった料理の数々は、本当においしそうだった。
この映画の主役は堺雅人・・・ではなく、実は登場する数々の料理だったのかもしれない。

あと、登場シーンは少ないものの、子役(西村の娘、友花役の小野花梨)の演技が絶妙。
キックの強さといい、台詞回しや表情といい、あの年頃のちょっと父親を小馬鹿にした感じが、リアル。
それだけに、テレビ電話のシーンに深みが増したような気がする。

生きること=食べることの重要性と、家族の大切さを描いた、おいしい映画。
タグ:映画 邦画
posted by ささみ at 17:58| Comment(0) | TrackBack(12) | 映画(な行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする