2009年06月26日

ラーメンズ第17回公演『 TOWER 』/東京グローブ座

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念願かなってやっと、ラーメンズの公演を観る事ができた。
コントと名乗ってはいるものの、お笑いとも演劇とも判別し難い舞台だった。
巧妙に計算された部分と、片桐仁、小林賢太郎、各氏のフラ(落語用語で言うところの「個性に根差した生来のおかしみ」)を生かした部分があって、単なる予定調和に終わらないところがすごい。
当初は意味を持たない言葉が、舞台が進行するにつれて意味を成す、というか、正体を現してゆくという、ある意味定型化された手法が、見事なまでに笑いを引き起こしていた。

芸が、一山いくらで叩き売られている時代、こういう緻密さに裏打ちされた存在は非常に貴重だと思う。
posted by ささみ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

トラックバックについて

これまでトラックバックの設定において、「言及リンクのないトラックバック」は「受付しない」にしておりましたが、「受付する」に変更いたします。
これは、当ブログに「TBが送信できない」、という現象を回避するために行うものです。
せっかくTBをしてくださったのに、反映できないのは申し訳ないので・・・
もっとも、システム上の問題(相性?)もあるのかもしれないので、これで解決!というわけにはいかないのかもしれませんが。

そうそう!言及リンクがないTBを受け付けるというのは、無関係な内容の記事のTBも受け付ける、ということではございませんので、ご了承くださいませ。念のため。
(詳しくは、「言及リンク」や「参照リンク」の定義について検索すると出てくると思います。)

でも、TBスパムが多くなるようなら、考え直さねばなりませんが・・・難しいですなぁ。

追記:
・・・って、言ってるそばから迷惑TBがぁ!!
あのねぇ、アダルトサイトの広告なんてこんなとこにTBしてもしょうがないでしょ!?
むかつくなぁ〜、もう!
posted by ささみ at 12:41| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

『スター・トレック』

stmst.jpg

謎の巨大宇宙船に突如襲われた、惑星連邦船USSケルヴィン。
その船内では、いままさに新しい命が生まれようとしていた。
死亡した船長の代理として指揮を執るジョージ・カーク(クリス・ヘンズワース)は、妻と生まれてくる我が子のために、決死の操艦を行う。
脱出艇の中で無事に男の子が誕生したのを聞いたジョージは、その子をジェームズ・タイベリアスと名付け、USSケルヴィンもろとも宇宙に散ったのだった。

それから二十二年後。地球のアイオワ州にあるバーでは、バーに集まった宇宙艦隊アカデミーに入学予定の若者たちと、ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)が乱闘騒ぎを起こしていた。
知的な美女ウフーラ(ゾーイ・サルダナ)をナンパしたことが原因だ。
居合わせたパイク大佐(ブリース・グリーンウッド)によって、その場は納められた。
ジェームズ・カークを知るパイク大佐は、カークに宇宙艦隊に入ることを勧める。
「君の父はたった十二分間船長だった。しかし、君と君の母を含めて八百人の命を救ったんだ。・・・父親を超えてみろ」
その言葉に心を動かされたカークは、宇宙艦隊アカデミーに入学することを決意する。
アカデミーに向かう船の中には、ウフーラや船医レナード・“ボーンズ”・マッコイ(カール・アーバン)らも居た。

士官候補生となったカークは、最難関の模擬戦闘テストをクリアしてみせる(ズルして)。
が、その手法に疑問を持ったテストの考案者である、バルカン星人のスポック中佐(ザッカリー・クイント)の告発によって、審問会に引っ張り出されるはめに。
テストの目的について意見を戦わせるカークとスポック。
テストは、「勝ち目のない状況において、死の恐怖を感じながらも任務を遂行するためのものだ」と説明するスポックに対し、「勝ち目のない状況など、ない」と言い放つカーク。
そんな中、バルカン星から緊急の救難信号が届く。
宇宙艦隊は直ちに緊急出動を決定し、士官候補生たちもそれぞれの船に割り当てられる。
新造艦のUSSエンタープライズのブリッジメンバーは、パイク船長以下、スポック、マッコイ、ウフーラ、スールー(ジョン・チョウ)、チェコフ(アントン・イェルチン)ら。
停学謹慎中のため乗船を許可されなかったカークも、マッコイの機転によって、USSエンタープライズに乗り込むことができた。

バルカン星付近の報告を聞いたカークは、二十五年前にUSSケルヴィンが遭遇した異常と、状況が酷似していることに気が付く。
これは罠であるとするカークの主張に、スポックも納得する。
果たして、バルカン星の宙域は、謎の巨大宇宙船によって惨状と化していた。
バルカン星には巨大なパルス兵器によって、深い穴があけられており、その影響で通信も転送装置も機能しないのだった。
敵の宇宙船は、ロミュランの元採掘船でナラーダ。船長はネロ(エリック・バナ)と名乗った。
仲間の連邦船がことごとく大破している中で、なんとか生き残ったUSSエンタープライズだったが、敵の高度な兵器の前にはなすすべがなかった。
攻撃中止の条件として、パイク船長をナラーダに寄越せというネロの要求も、呑まざるをえない。
パイク船長はスポックを船長代理に指名し、カーク、スールー、オルセンに、パルス兵器の破壊を命じる。
辛くも兵器を破壊したカークたちだったが、パイク船長は捕らわれの身に。

ネロはあの圧倒的な兵力をいかにして手に入れ、何の目的で使おうとしているのか。
USSエンタープライズのクルーは、ネロの破壊行為を止めることができるのか。

TOS(=スター・トレック オリジナルシリーズ)のエピソード・ゼロ、ここに開幕!

***


まず、声を大にして言いたい。
今作は「これまでのスター・トレック映画版とは(よい意味で)全然違います!!」と。

前線から遠ざかって久しい予備役とはいえ、トレッキーの末席を汚すものとして、この映画は観なければならないと思っていた。
しかし、これまでのスター・トレックの映画といえば、TVシリーズのおまけ以外の何ものでもなく、正直言ってトレッキー以外の人々には全く面白くもない代物であった。
いや、トレッキーでも、映画より出来のよいTVのエピソードの方が面白れーや。と思う向きもあったであろう。

だが、今作は違う。

カークとスポック、二人の青年の成長を描いた青春物語として、SF作品として、そしてスター・トレックのシリーズ最新作として、いずれにおいても満足のいく仕上がりになっている。
・・・と思うのはトレッキーの欲目かも知れないが、それを差っ引いても、十分に鑑賞に足る作品だと思う。

技術的な面で言えば、TOS制作時には存在すらしなかった特撮技術があり、それこそSF的な進歩を遂げているわけで、CG・VFXをこれでもか!と見せ付ける、という作品にもできたろう。
しかし、あくまで技術は物語に付随するものとして、過不足なく使われていた。
つまりはCG・VFXが異物として表面に浮き出ることなく、役者の感情表現と同じように、物語に融合していたということなのだろう。

また、ストーリーでは、
若くて、まだ全然人間の練れてない(?)スポックの懊悩に萌え、
そのスポックの意外なロマンスに、ええっ!?と仰け反り、
元祖スポック(レナード・ニモイ)の登場に歓喜し、
懐かしいTOSのクルーの、若々しい姿に新鮮な驚きを覚える・・・
書き尽くせないほど充実した二時間の旅であった。

もっともっと観たい!と思ったところに朗報が。
すでに『2』の制作が決定しているという。
そうよね!?
まだクリンゴンも、フェレンギも、カーデシアも、ボーグも、ドミニオンも出てきてないもんね!!
(って、時代設定がTOSだったらボーグとドミニオンは遭遇してないか・・・カーデシアも国交なかったっぽいし。)
ともあれ、次作はどんな冒険が繰り広がられるのか、非常に楽しみ。

最新の特撮技術を駆使しつつも、レトロなSF(矛盾する言葉だけど・・・)を最高のクオリティーでつくりあげた、J.J.エイブラムス監督をはじめとするキャスト&スタッフに、心からの賛辞を。
あと、「長寿と繁栄を」ね!

これまでに過去のスター・トレック映画版を観てがっかりしたことがある、という方にも、TVシリーズには縁のない方にも、この生まれ変わった『スター・トレック』をご覧いただきたいと思う。
もちろん!トレッキーなら120%楽しめますぜ!!

(追記)
ディープなトレッキーから、TOSの設定との矛盾点について、厳しい追及があった場合に身をかわすためか、「これはパラレルワールドですよー」と、さりげなーく台詞に織り込んであった(笑)
タグ:映画 洋画
posted by ささみ at 02:33| Comment(2) | TrackBack(12) | 映画(さ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする