2007年10月30日

『クワイエットルームにようこそ』

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雑誌ライターの明日香(内田有紀)は、見知らぬ天井を見上げていた。
白く無機質なその部屋は、閉鎖病棟の拘束室。通称“クワイエットルーム”だった。
自分がなぜ、精神病院の閉鎖病棟で拘束されてるのかがわからず、困惑する明日香。
「あなたはOD(オーバードーズ=薬の過剰摂取)で強制入院した」と告げられるが、肝心の記憶がない。
保護者――恋人で放送作家の鉄雄(宮籐官九郎)――の同意が得られなければ退院はできないという。
明日香は、ステンレスの心を持つナース江口(りょう)、拒食症のミキ(蒼井優)、過食症の元AV女優・西野(大竹しのぶ)ら、強烈な面々に囲まれ、刺激的な日々を過ごすことに。
一日も早く退院することを明日香は目指すのだが・・・

***


女性が主人公で精神病院ものというと、『17歳のカルテ』を思い出すが、本作はあれほどドラマチックな筋立てではなく、むしろ静かなうねりのあるストーリー。
現在と欠落した記憶(過去)とが交錯し、クライマックスで収束するところにスピード感があった。

拒食症患者という役柄の都合上、かなりの減量をして(もともと痩せてるのに!!)撮影に臨んだという蒼井優の、痛々しくも儚い美しさを観られただけで、私としては大満足だ(キッパリ)。

役者、宮籐官九郎も見直した。
舞台『犬顔家の一族の陰謀』では、いまひとつ平凡すぎる感じだったが(客演だったからか?)、今作では、鉄雄の狡さと弱さと優しさを見事に表現していた。

りょうは、クール・ビューティーを通り越し、ブリザード・ビューティーだった。お素敵!

大竹しのぶはやはり、くどかったなぁ。いつもだけど・・・

シュールな笑い、そしてほろ苦い余韻の残る作品。
テーマは結構重いけど、むちゃくちゃ深刻ってわけでもないので、そう気構えずに観る事ができると思う。


クワイエットルームにようこそ 特別版 (初回限定生産2枚組) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD



タグ:映画 邦画
posted by ささみ at 13:45| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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