2009年01月10日

『マルタのやさしい刺繍』

marta.jpg
スイスはエメンタール地方の小さな村に住む、八十歳のマルタ(シュテファニー・グラーザー)は、九ヶ月前に夫に先立たれ、失意の日々を送っていた。
意気消沈する様子を見かねた友人にはっぱをかけられて、マルタは若い頃の夢を実現するために動き出す。
その夢とは、若い頃学んだ技術を生かして作った素敵な下着を売る、ランジェリーショップを開くこと。
しかし、マルタの夢の店は、旧態依然とした村人の反発を招いてしまう。
牧師の息子にも非難され、一度は夢を諦めようとするのだが・・・

***


えらく出演者の平均年齢が高い。
元気でキュートな老婦人たちが放つエネルギーが、画面からビシビシ伝わってくる。
それこそ芸歴五十年以上のベテラン勢が、ぐいぐい物語を引っ張ってくれるので、安心して流れに身を任せることができた。

ほのぼの、ほっこりと進むストーリーに、時折さりげなくほろ苦いエピソードが挟み込まれる心憎い演出。
女性の自立、というテーマも根底には流れているが、家族や友情を改めて考えるきっかけにもなりそうな作品。

ハイヒールを履き、おしゃれに手を抜かず、時には恋もするヨーロッパの女性は、おばあちゃんになっても女磨きを止めてないんだなぁ、と思った。
さすが狩猟民族・・・農耕民族の私には無理だわ(笑)
タグ:映画 洋画
posted by ささみ at 21:18| Comment(0) | TrackBack(3) | 映画(ま行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

新年のご挨拶

年賀


あけましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は甚だしくツイてなかった・・・ので、よい年になりますよう、せつに祈っております。
posted by ささみ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

『隅田川続俤 法界坊』<昼の部>平成中村座十一月大歌舞伎/浅草寺境内特設テント

聖天町法界坊:中村勘三郎
道具屋甚三郎:中村橋之助
永楽屋手代要助実は吉田宿位之助松若:中村勘太郎
花園息女野分姫:中村七之助
山崎屋勘十郎:笹野高史
番頭正八:片岡亀蔵
永楽屋権左衛門:坂東彌十郎
永楽屋娘お組:中村扇雀

***


先月の真面目でお堅い『忠臣蔵』もよかったけれど、今月はガラリと雰囲気を変えて、弾けまくりの『法界坊』を堪能。
解き放たれた勘三郎が次々と繰り出すアドリブに、演者も笑いが堪えきれないご様子・・・ふふふ。
野分姫のスローなトークが落語の「たらちね」を思い起こさせて、面白かった。
番頭さんの変な動きが、キモカワだったなぁ。

ピカレスク・ロマンがラスト直前になって、オカルトになってしまうあたり、江戸時代らしい大らかな、というか、テキトーというか。
しかし、一番ひどいヤツって、法界坊じゃなく、松若さまなんじゃ・・・と思ってしまった。
野分姫もちょっと一本ネジが足りないが。

最後は平成中村座らしい派手な演出でフィニッシュ。
あー、理屈抜きに楽しかった。
タグ:歌舞伎
posted by ささみ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする